よくマーケティングは「○○マーケティング」のような使われ方をします。ウェブ界隈でいうと、コンテンツマーケティング、デジタルマーケティング、ウェブマーケティングなどがあります。これらの違いを分かりやすくまとめました。
マーケティングを一言でいうと-売るための仕掛け作り-
マーケティングとはざっくりいうと、「商品やサービスを売るための仕掛け作り」のことです。人は日々さまざまな商品やサービスを購入していますが、その購入にいたるまでにはさまざまな過程を経ています。たとえば、コンビニでA商品とB商品を見比べていた人が、A商品のほうが認知度があるから買ってみようと決めたら、マーケティングの成果といえます。
このように購入にいたるまでの過程に何かしらの仕掛けを施して、自社の商品やサービスを購入してもらおうとする手法こそが「マーケティング」なのです。
コンテンツマーケティングとは?
コンテンツマーケティングはあらゆるコンテンツを使ったマーケティングのことです。コンテンツにはウェブサイト上に公開されるテキストや動画のほか、テレビ、雑誌、書籍、カタログ、ダイレクトメール、セミナー、イベントなど、ウェブ・リアルを問わずさまざまなものが含まれます。これらの中から自社に必要なコンテンツを選択し、行うマーケティングのことを「コンテンツマーケティング」といいます。
デジタルマーケティングとは?
デジタルマーケティングはコンテンツマーケティングよりも狭い概念で、ウェブサービス全般のコンテンツを使ったマーケティングのことです。ウェブサービスにはコーポレートサイト、オウンドメディア、リスティング広告、ECサイト、SNS(Twitter/Facebook)などがあります。また、これらのサービスを通じて得た消費者データを蓄積、解析してビジネスに反映するマーケティング手法を「デジタルマーケティング」といいます。
ウェブマーケティングとは?
ウェブマーケティングはデジタルマーケティングよりもさらに狭い概念で、ウェブサイトを使ったマーケティングのことです。ウェブサイトにはコーポレートサイト、ニュースサイト、オウンドメディアなどがあります。ユーザーに対してよりよいコンテンツを提供したり、サイトに訪問したユーザーのアクセス解析を行ったりして、PV(ページビュー)やCV(コンバージョン)をあげるための手法を「ウェブマーケティング」といいます。
おわりに:マーケティングの一番の違いは対象としている範囲
コンテンツマーケティング、デジタルマーケティング、ウェブマーケティングはいずれも仕掛け作りという点では共通していますが、対象としているマーケティングの範囲(領域)はそれぞれ異なります。なお、実際にはそれぞれを似たようなニュアンスで使っていることもあるので、相手がどのマーケティングのことを言っているのか見極めることが大切です。